Apache GeodeとApache Igniteについて調べたメモ書き
今日、訪問先でお話ししていて、Apache Geodeが話題になりました。そういえばApache Igniteは少し聞いたことがあったのですが、Apache Geodeとの違いとはどういうところだろう?ということで少し調べたメモ書きです。
インメモリデータグリッド
そもそも、「インメモリデータグリッド」なる用語をあまりマークしていたので改めて。
以下の記事中の言葉を借りると、
大量のデータを多数のサーバのメモリ上で分散して管理する技術
とのことです。
www.itmedia.co.jp
データベース的にいうと、スケーラブルなインメモリデータベースでしょうか。
以下のページではGridGainとRedisの比較(GridGainはApache Igniteの商用版みたいなの)もやっているようなので、比較対象になるというところでそんなにずれてはいないと思います。
www.gridgain.com
また、以下の記事だと、さらに「実行環境を持つ」ことを定義に入れていますね。
enterprisezine.jp
それぞれのサイトの最初のメッセージから、そもそも何なのかを探ってみます。
Apache Ignite
Open Source In-Memory Computing Platform - Apache Ignite
Apache Ignite In-Memory Computing Platform
Apache Ignite is a high-performance, integrated and distributed in-memory platform for computing and transacting on large-scale data sets in real-time, orders of magnitude faster than possible with traditional disk-based or flash technologies.
適当に訳すと、、、
Apache Ignite:インメモリコンピューティングプラットフォーム
Apache Igniteは、高性能で分散されたインメモリプラットフォームで、大量データのリアルタイムコンピューティング、トランザクションに対して、既存のディスクやSSDベースの技術に比べて高速に動作します。
という感じでしょうか。
Apache Geode
Performance is key. Consistency is a must.
Providing low latency, high concurrency data management solutions since 2002.Build high-speed, data-intensive applications that elastically meet performance requirements at any scale.
Take advantage of Apache Geode's unique technology that blends advanced techniques for data replication, partitioning and distributed processing.Apache Geode provides a database-like consistency model, reliable transaction processing and a shared-nothing architecture to maintain very low latency performance with high concurrency processing.
これも同じように適当に訳します。
パフォーマンスがキー、そして整合性はマスト。
2002年から低レイテンシで高並列なデータ管理環境を提供しています。
高速でデータ中心なアプリケーションの構築においてもパフォーマンス要求を満たし、性能がスケールします。Apache Geodeのユニークな技術はデータレプリケーション、パーティショニング、そして分散処理の技術から成っています。Apache GeodeはDBMSのような整合性モデル、信頼性の高いトランザクション処理、シェアードナッシングアーキテクチャを提供し、低レイテンシ、高並列な処理を実現します。
ふーん、結局、違いがよくわかった、というところには程遠いのですが、まぁ、両方ともインメモリデータグリッドというカテゴリの製品みたいなので、細かい違いこそあれ、きっと同じコンセプトのものなんだろう・・・・・。Apache Geodeの方が、より整合性とか重視してクリティカルなところに使われることを目指しているような感じはしないでもないですね。
それにしても、世の中、知らないことがたくさん♪♪♪